初めての転職「これから転職を始める方・転職に興味がある方へ」

初めての転職には多くの不安が伴います(私自身が転職した時もそうでした)。新卒の時の就職活動とは勝手が違うところも多々あります。
初めて転職活動を始める人、あるいは現状に不満がある等で転職に興味がある人に向けて、今後の考え方と動き方をまとめました。
1.転職する/しないの決断
転職を決断する理由は人によって様々ですが、今の会社になんらかの不満があることは共通していると思います。例えば「今の会社や仕事が辛い…」といった場合、その感情だけで転職すべきかどうかは悩ましいところです(転職する?仕事が辛い時に考えたいこと)。
状況は千差万別ですし、転職には良し悪しがありますので、会社を辞める判断基準について、いくつか考え方をまとめました。
・仕事・ビジネスで「働きやすい環境」を作るための方法・考え方
なお、転職回数が多過ぎると、採用時にマイナスとなると一般的に言われてきました。最近は少しずつ状況が変わってきているように感じています(転職回数が多いことは悪いことなのか?)。
2.転職に関する情報収集
転職を決断する際、そしてその後の活動において情報収集は欠かせません。特に初めての転職時には、転職に関する情報は重要です。
インターネット・書籍・転職経験者等からの情報収集に加えて、オススメは転職エージェントへの登録です。
転職エージェントに登録すると、専任のキャリアコンサルタント(キャリアアドバイザー・キャリアカウンセラー)がついてくれることが多く、情報収集だけではなく、転職に関する悩みを相談することができます。キャリアコンサルタントは転職に関するプロですので、彼ら/彼女らとのコミュニケーションで、転職市場の現状・あなたの今の市場価値・採用する企業側の視点等、様々なことが分かるでしょう(転職を成功に導く「転職エージェントの利用方法」)。
なお、キャリアコンサルタントは“営業職”なので、転職を積極的に勧められることも多いです。ただ、「今は転職すべきでない」と自分の中で判断した場合は、明確に意思表示をしましょう。流されて転職活動を始める必要はありません。
・転職エージェント・サイトを使わない企業。そんな会社も含めた仕事探し
・IT・WEB業界に本当に強い「おすすめ転職サイト・エージェント」
・転職で仕事を探す時にSNSを活用!ソーシャルリクルーティングやアプリも
3.自己分析を通じて、本当の自分を知る
情報収集や転職エージェントへの相談と並行しながら、自己分析を通じて「本当の自分を知る」ということも重要です。新卒の就職活動時にも似たことをしたかもしれませんが、実際に社会に出て「働くということ」「世の中の仕組み」が垣間見えた今の段階で行うと、結果や気づきは以前とは全く違うものになるでしょう。
自己分析を通じて、「今の自分」と「将来の目標」を改めて把握し、その間にあるギャップを明らかにしていきましょう。そのギャップを埋めるために、今どんな環境にいるべきかを知っていく…というのが基本的な流れとなります。
・人工知能やロボットで仕事が代替される?これからの仕事を考える
・キャリア形成のヒント「キャリアアップのための20のアドバイス」
・転職時の名言:キャリアアップのための転職にチャレンジする時
・20代のキャリアプランを考える時に起きやすい勘違い・間違い
4.いよいよ転職活動の開始
上記を経て、やっぱり転職をしようとなった場合、まず転職活動全体のプランニングが必要です(「納得のいく転職を!活動計画を作成する」「転職にはどれくらいの期間が必要?期間を短くするには?」「難しい転職を成功させるための「転職戦略立案」のススメ」)。
計画がないままに動いてしまうと、「応募する会社の優先順位が事前に明確になっておらず、後になって間違いに気づく」といった後戻り・後悔が発生しがちです。特に働きながら転職活動をする場合は負荷が大きいので、そんな悲しいことは避けましょう。
なお、そもそも働きながら転職活動するのか、あるいは先に会社を辞めるのかも大きな分岐点です。「会社を辞めるタイミング(まず辞めるか/内定後に辞めるか)」をご参照ください。
5.転職先の探し方
転職先の探し方は大きく4つです。
「転職エージェントからの紹介」「転職サイト/新聞/雑誌等の掲載情報」「知人からの紹介」「会社への直接アプローチ」
(転職エージェント・転職サイトについては、「転職エージェント・転職サイトまとめ」参照)
実際に転職先を探す際、どんな会社を選ぶべきでしょうか? 選び方の手順としては、まず前述の自己分析で大きく絞り込み、その後は事前調査や面接等で絞り込んでいくことになります。
ここでのポイントは、転職希望者が一方的に選ばれるものではなく、転職希望者と会社が互いに「いいな」と思えることが重要です。そのため、憧れや先入観は横に置いておいて、自己分析結果を「自分のブレない軸」としながら、目の前の会社を冷静に見極めていきましょう。
・実力が劇的に上がる!小さい会社で働くメリット(大きい会社との比較)
・転職時に間違えない「会社の選び方」(会社訪問時に分かること)
6.選考に向けた準備
転職における主な選考は、書類と面接です。これに加えて、筆記試験が必要となるところもあります。ここでは、避けては通れない書類と面接の準備方法について見ていきましょう。
書類については、企業側の視点を把握した上で(履歴書・職務経歴書におけるポイント(面接官の視点))、実際に履歴書・職務経歴書を作成していきましょう(職務経歴書を書く時に押さえるべき「大切なこと」)。書類作成の最大のポイントは、相手の立場に立った分かりやすい組み立てです。
面接については、入念な事前準備をどこまでできるかが勝負です。具体的には以下をご参考ください。
・面接での自己PRのコツ (色々な角度からの質問にうまく対応する)
・転職時にスーツが似合う体型になる!転職を機にカラダを鍛える
7.面接に臨む
企業によって異なりますが、中途採用における面接は、面接官との1:1が複数回行われます(グループ面接はほとんどありません)。面接をどう突破するかは以下をご参考ください。
ポイントは「即戦力をロジカルに分かりやすくアピールするか」です。シニアになるほど人脈を含めた即戦力が求められ、第二新卒は地頭の良さや素直さ(=伸びしろ)の要素が大きくなります。
・転職時の面接でよく聞かれる質問集!100個の質問事項まとめ
8.転職失敗を避けるために
初めての転職の場合、どこに落とし穴があるかなかなか分かりません。私の経験上、そして周りを見ていて気づいた失敗ポイントをいくつかまとめました。
・ジョブホッパーとは? (企業からの印象・リスク・そうならない方法)
・転職における入社時の失敗談:正しくない情報で入社手続きしてしまい…
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■ 転職を成功に導くために
情報収集や客観的アドバイスをはじめ、自分に合った「転職エージェント」「転職サイト」との出会いが、転職活動の満足度を高めます。
・自分の市場価値を知りたい
・今すぐ新しい仕事を探したい
・いち早く転職活動を終えたい

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