転職のノウハウ・ポイントを発信中です。会社を辞める決断・自己分析・会社の選び方・面接突破法等を広くカバー。転職の全体像や転職エージェント・サイトのまとめも。

マネージャーの採用基準。社長の採用基準


採用基準は会社や人によって異なりますが、その中でも「マネージャー目線での採用基準」と「社長目線での採用基準」は大きく違っています。

理由はそれぞれが「見ている世界」が異なるためですが、転職にあたってはそれぞれの採用基準を理解した上で、面接等での会話を進めていくことが大事です。

 

1.マネージャーの採用基準

20151024_2

マネージャー(現場の管理職クラス)が見ているポイントは、実務能力が高く、一緒に働きたいかどうかであることが多いです。もう一点加えるならば、今後の成長余地が大きそうかでしょうか。それぞれ見ていきましょう。

1-1.実務能力が高い

専門性や経験は重要ですが、それ以上に大事なことが「これまで自分で考えながら仕事をしてきたかどうか」です。そのための一つの要素が「地頭の良さ」
地頭についての詳細は、「「地頭がいい」とは? 地頭がいい人の特徴」「地頭がいい人になる!「地頭を鍛える方法」」をご参照ください。

 

1-2.一緒に働きたいかどうか

仕事はチームで進め、そして長時間一緒にいることになりますので、「一緒に働きたいかどうか」という視点はやはり重要です。これにつながる主な要素は「対人感受性や空気を読めるといったコミュニケーション力」ですが、面接という限られた時間の中では相手にいかに好印象を与えるかがポイントとなります。
詳細は「面接時に好印象を与えるために「注意すべき7つのこと」」「面接官の視点「一緒に働きたいかどうか」」をご覧ください。

 

1-3. 今後の成長余地が大きそうか

特に若手の場合、企業は「これからの伸びしろ」を重要視します。この伸びしろについて、大切なことの一つに「素直さと芯の強さを併せ持つこと」があります。特に転職後は、今までのやり方を一旦壊して新会社での仕事を覚え直すことが必要だったり、年下の先輩にも教えを請う局面もあります。そんな時に素直さがなく、プライドが邪魔をすると、やはり転職後の迅速な立ち上がりは困難です。
(詳細は「転職後、活躍できない人の特徴」)

…と同時に、言われたことだけをやるのではなく、成し遂げたいことがある・自分の意見を持つ芯の強さも大切です。一見相反することではありますが、状況に応じた素直さと芯の強さのバランスが、今後の成長余地に直結します。

 

以上をまとめると、現場を守るマネージャーが欲しい人材は「チームでミッションを達成できる人。そして将来的にチームを引っ張っていける人」ということになります。

 

 

2.社長の採用基準

20151024_3

一方で、社長(経営者クラス)になると、見方が変わってきます。

実務能力が高いとか、マネジメントスキルがあるといったことは、それまでの一次面接・二次面接で合格レベルに達していることは確認済でしょう。

 

2-1.企業理念への共感

その上で…多くの社長が着目しているのは「企業理念への共感」です(あるいは○○イズム・○○ウェイ・コアバリューとも言われるような考え方や価値観)。

会社にいる沢山の人の方向性をまとめ上げるのが、この企業理念です。これが社内に浸透していないと、向かうべき方向がバラバラになってしまい企業の底力は出ません。そのため多くの社長はこの企業理念を大事にしています。

 

転職時の採用基準に話を戻しましょう。「企業理念への共感」と言っても、面接時に企業理念を褒めるとか・理念への賛同を殊更強調することではありません。その転職希望者がやりたいこと・転職理由を見極め、自社の企業理念とどこまでマッチしているかを見極める経営者が多いようです。

そのため、社長面接への準備としては、「自分の夢・価値観」と「その会社の企業理念や存在理由」をそれぞれ明確にした上で、どこが合うか・合わないかを整理しておきましょう。

 

2-2.経営目線での話ができること

上記以外の採用基準は「経営目線での話ができるか」ですね。

時々「あなたがこの会社の社長ならどうしますか?」「今、当社にはこういう経営課題がありますがどう考えますか?」といったような経営マターの質問が来ることもあります。正解はありませんが、”なるほど一理ある”という回答を論理的に組み立てられるかが勝負です。

 

対策例は、普段から経営に近い人と接する場を作る、あるいは経営者が書いた書籍を読む習慣をつけることです。書籍に関する個人的なオススメは以下です。複数を読み込むことで、社長がどんな視点でモノを考えているか、何を大切にしているかを垣間見ることができます。

・稲盛和夫の実学(稲盛和夫著)
・経営学(小倉昌男著)
・実践経営哲学(松下幸之助著)

 

■ 転職を成功に導くために

情報収集や客観的アドバイスをはじめ、自分に合った「転職エージェント」「転職サイト」との出会いが、転職活動の満足度を高めます。

・自分の市場価値を知りたい
・今すぐ新しい仕事を探したい
・いち早く転職活動を終えたい

自分に合った「転職エージェント」「転職サイト」を探す

 

 


関連記事

マイナビエージェント

スポンサード リンク

転職を成功に導くために

情報収集やアドバイスをはじめ、自分に合った「転職エージェント」「転職サイト」との出会いが、転職の満足度を高めます。

・自分の市場価値を知りたい
・今すぐ新しい仕事を探したい
・いち早く転職活動を終えたい

自分に合った「転職エージェント」「転職サイト」を探す 看護師の転職支援サービスを探す 薬剤師専門の転職支援サービスを探す IT・WEB業界に強い転職エージェント・転職サイトを探す

おすすめ本