[自己分析] 将来やりたいことを見つけるためのヒント
転職にあたり、”将来やりたいこと”に基づいて転職活動を進めることは大事です。
その一方で”将来やりたいこと”を、いざ考えようとしてもなかなか見つかりません。なんとなく心の中にイメージがあっても、それに基づき企業を具体的に選ぶ・面接時に他人に話す…となると困ってしまう人は多いものです。
例えば「将来、困っている人を助ける仕事がしたい」…では曖昧過ぎて良くありません。実現するためにどう動いたらいいのかも分かりませんし、面接時に説明しても周りは納得しません。
以下にて、自己分析等において”将来やりたいこと”を見つけるためのヒントをまとめました。
1.こうありたいというイメージの背景にある理由を探ってみる
もし、なんとなくでもこうありたいというイメージがある場合、それを思いっきり深掘りしてみましょう。
例えば、”社長になりたいという憧れ”があるとします。ここで「社長になりたいのは何故か?」を深掘りして考えてみると、周りからあれこれ言われたくないからかもしれませんし、給料が良さそうだからかもしれませんし、社会的地位が欲しいから…という理由かもしれません。
この理由によって、”将来やりたいこと”は大きく変わります。周りからあれこれ言われたくない人は、仮に社長になっても夢を叶えるのは難しいでしょう。株主や債権者から散々口出しされるのが現実です。本当に口出しされたくないなら、自分で起業して小さくビジネスする方法がいい…ということになります。
あるいは高い給料が欲しいなら、社長になるための労力と時間にも注意しましょう。社長レースはスキルや成績だけではなく、ドロドロした社内政治や運が複雑に絡んだ結果で決まります。「時間をかけてそれをやりたい?」という問いにYESでないなら、給料面では、営業でも外資でも頑張りが直接跳ねる方法の方がいいかもしれません。
自分がどうしてそれをやりたいのかの原点まで遡ることで、それを実現する方法を具体化できるでしょう。
2.楽しかったこと・夢中になった過去を振り返る
これまでの人生において、楽しかったことや夢中になったことがいくつかあると思います。そうした体験を振り返り、その”良かった体験”を将来の仕事にできないかを考えるというものです。
”将来やりたいこと”は、プライベートの趣味でもいいですし、「旅とか文化祭の計画を立てるのが好き」といった行為でも何でも構いません。
今は以前と比べても、やりたいことをやって生きていける環境が整いつつありますので、意外なところから”将来やりたいこと”が見つかるかもしれません。自分が好きなことを続けていて集客さえできれば、それをビジネスにすることもできるでしょうし、第一人者とみなされることで更に世界も広がるでしょう。
もう少し具体的には、「自分が楽しいと思う好きなこと」と「今の仕事や専門領域」を掛け合わせられないかを考えてみましょう。
例えば「趣味」×「マーケティングスキル」の掛け算で、これまでは自分だけが楽んでいたことが、広くマーケティングすることによって多くの人に知ってもらうことができるかもしれません。
3.嫌なこと・やりたくないことを徹底的に排除する
上記とは逆のアプローチで、今までの人生の中でどうしても嫌だったこと・苦手なことを書き出して、それに近付かないことを見つけるという方法もあります。
ビジネスにおいては、学生時代と違って、苦手なことをできるようになる必要はありません。どうしても苦手なことが必要になれば、その時は外注すればいいと割り切ることも可能です。人生は一度きり、自身がやりたいこと・得意なことにフォーカスしましょう。
周りを見ていて思うのは、今までオールマイティで何でも器用にこなしてきた人は、”将来やりたいこと”を見つけられないケースが多い気がしています。今まで、それなりに楽しく上手くやってきたためです。
こうした時は、逆にやりたくないことを徹底的に排除してみることで、”将来やりたいこと”に関して今までとは違う気づきがあるかもしれません。
4.憧れの人の生き方や考え方を真似てみる
最後の方法は、メンターでも師匠でも誰でも構いませんので「憧れの人・尊敬する人」を設定し、その人の考え方や生き方に近付こうというものです。
ロールモデルとする人は、「仕事においてはこの人。家庭に関してはこの人」のように複数人でも構いませんが、できれば実在する人物がいいでしょう。その人が実際に何を考えているか・どんな生き様をしているかがより身近に見える方がイメージしやすいためです。
将来像が具体的に目に見えると、その対象を起点として思考を進めやすくなります。ことあるごとに、「あの人だったらどう考えるか」「どうしてあの人に憧れるんだろう?」を徹底的に考えてみるのです。そうする中で、理想の生き方や、憧れの人に近付くための具体的な方法が見えてくるでしょう。
上記のような方法も参考に、自己分析を通じて”将来やりたいこと”がなんとなくでも見えてきたら、まずはちょっと動いてみましょう。親しい人にアイデアをぶつけてみるとか、メンターに会いに行くとか、ビジネスモデルが成り立つか調べてみるとか。
そうすると、実現可能性や方法も含めて、”将来やりたいこと”がよりリアルになります。軌道修正も含めて次の思考・アクションにつながれば、”将来やりたいこと”に一歩近付いたことになります。
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