転職クエスト

会社を辞める時、引き継ぎや必要な事務手続きは色々あります。基本的には業務内容や会社毎の指示に従うことになりますが、本日は「退職時に忘れがちなこと７つ」をまとめました。チェックリストとして活用いただければ幸いです。

□ 1. 社外に関する情報共有を徹底する

現在進行形で仕事をしている顧客や取引先への連絡が、漏れることはないでしょう。ただ、以前の顧客や、今は動いていない取引先については、どうしても忘れがちです。全てに連絡するのは現実的ではありませんが、少なくとも社内できちんと引き継ぎしておくべきです。忘れた頃に向こうから連絡があったり、ビジネスが再開することがありますので、これまでの経緯や先方担当者等の情報はきちんと社内で共有しておきましょう。

 

□ 2. 社内への挨拶は極力広く

辞める時、気まずい相手・局面もありますが、可能な限り広く、社内挨拶を進めていきましょう。転職した後のビジネスにおいて、いつどこで誰に会うか分かりません。そんな時にもっと気まずくならないように、挨拶はお忘れなく。ポイントは、「あの人には挨拶があったのに、私にはなかった」というネガティブな感情を与えないことです。ちょっとしたことでの嫉妬も意外と尾を引くものです。

 

□ 3. 事務方にも連絡先を伝えておく

業務面で、退職者に止む無く連絡を取らねばならない時があります。そんな時に備えて、部門・チームに自身の連絡先を伝えておくことは大切です。それと同じく、退職後に、事務面での連絡が必要な時もあります。そのため、事務方のメンバーにも自身の連絡先をきちんと伝えておきましょう。

 

□ 4. 有給休暇の取り扱いを確認する

次の転職先が決まっている場合、「最終出社日」と「次の出社日」の期間では消化できないほど、有給休暇が残っている人もいるでしょう。各社によって異なりますが、中には有給休暇を買い取ってくれる会社もあります。社内規則等を確認の上、退職時に有給休暇がどう扱われるのかはチェックしましょう。数日分の有給休暇の買取でも、結構な金額になったりします。

 

□ 5. 業務以外のことに関してもしっかり整理する

業務の引き継ぎに加えて、会社から借りているも備品関係も、会社の指示に従って返却・引き継ぎしましょう。入館証やパソコンや制服/作業着などがこれに該当しますが、これは会社もしっかりチェックしているため、忘れることはないと想像しています。やってしまいがちなのは、本人にしか分からないモノが残ってしまうケースです。どの顧客に関する書類か分からなかったり、私物だったり…、本人が去った後「どうしよう…。本人に聞かないと分からない」となるケースは意外と多いので、最後まで整理はお忘れなく。

 

□ 6. 退職後の制約を確認する

会社や仕事内容によっては、退職後の制約があるケースがあります。最も代表的なものは「守秘義務」です。今の会社で知った情報は、今後も一切他言しないというものですが、この辺りの制約は退職時にきちんと確認しましょう。退職後○年間は競合会社で勤務できないというものもあり、違反時にはおおごとになってしまいますので、退職時にサインする沢山の書類に紛れてしまわないように注意が必要です。

 

□ 7. 悪口や自慢話を残さない

これが一番多いケースかもしれません。辞めることが決まった途端、「会社の悪口」を言いふらす人がいます。「こんな給料の低いところにはいてられない」とか「うちの会社の方針はダメだ」とか、今まで思っていたことを口にして、周りを嫌な気持ちにさせます。その一方で、「今回の転職で給料が上がる」とか「田舎から都会に行くんだ」と「自慢めいた話」を言う人もいます。両方とも、今の会社で働き続ける人の気持ちを無視した発言ですので、直接関係ない人も含めて、本当に嫌われてしまう行為です。2.でも触れたように、いつまた出会うか分かりません。最後まで慎重に引き継ぎ・退職手続きを進めましょう。