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実力が劇的に上がる!小さい会社で働くメリット(大きい会社との比較)


先日、堀江貴文さんがホリエモンチャンネルにて「大企業より小さい会社?」というお話をされていました。その話では、小さい会社に転職することはメリットもデメリットもある中で、上下関係に囚われず自分の裁量で仕事をこなせることや、局所的ではなく様々な範囲の仕事に関われること等をメリットとして挙げていました。

小さい会社に転職するメリット・デメリットは色々ありますが、価値提供し続ける実力を付けるためには、総じて(かなり!)メリットの方が大きいと個人的にも実感しています。今回は「小さい会社に転職することのメリット・デメリット」をまとめていきたいと思います。

 

1.仕事における大事なこと

仕事に求めることはヒトそれぞれです。ただ仕事をする以上、「仕事を通じて価値提供する」という観点が大事だと思っています。価値提供とは、目の前のお客さんに喜んでもらうことや、顧客の不便や不満を解消するといった直接的なことだけでなく、会社全体が上手く回るように縁の下の力持ち的なことも含めて様々です。

仕事においては、どんな業界でも職種でも、世の中・クライアントにとって価値あることを提供することが大前提です。価値を出せれば、報酬や役職や信頼は後からついてくるでしょう。世の中を変えるくらい大きなことをしたいという人でも、「価値あること」の積み重ねであることには違いありません(価値のないことで世の中をひっくり返す行為は、迷惑極まりありません苦笑)。

こうした「仕事を通じて価値提供する力」をつけるためには、小さい会社で働くのがいいと考えています。以下にて、メリットとデメリットの両方を詳しく見ていきましょう。

 

 

2.小さい会社で働くことのメリット

まずは小さい会社で働くことのメリット3つです。

 

2-1.社内調整等の付加価値を生まない時間を極小化できる

例えば若手が自分のアイデアを通したい時、大企業なら自分の上に、係長・課長・次長・部長・本部長・役員・社長…と途方もなく多くの関所を通らねばなりません。もちろん全案件が社長まで行くわけではありませんが、多くの上司は失敗を避けたがるので、通らねばならない関所が増えれば増えるほど途中であれこれ言われます。結果、アイデアのエッジがなくなったり、リスクありとしてぽしゃったり…。更には縦のラインだけではなく、横の別部署にも根回しが必要なことも多くあります。

 

一方、小さい会社ではこういったことはありません。いきなり社長にかけ合えることも多く、こうした社内調整の時間が劇的に少なくなります。社内調整の時間は、正直なところ顧客にとってはあまり意味のない時間(価値のない時間)です。この価値のない時間を極小化することが、顧客に喜んでもらうためには重要だと考えています。

 

2-2.自分が主役になれる

小さい会社は人不足のことが多いため、いい意味で「なんでも」やらなくてはいけません。そのため、自分が案件の主役となって色々経験できます

その分、失敗や苦労も多いのですが、直接経験を通じて得られることは本当に多い! 大企業においては、自分の専門領域の枠内でしか仕事できないことも多いですし、ましてや若手が主役になれることはほとんどありません。

 

なお、どんなチームや案件であっても、トップとナンバー2以降ではモノの考え方や覚悟のレベルが全然違ってきます。ナンバー2より下は、自分より上がいるので究極的には権限と責任がありません。ただトップは自分より上がいないので、自分で熟考した上で決断する必要があります。そうしたリーダー経験が人を大きく成長させることは間違いないでしょう。誰かの下で価値を出すというのではなく、自分自身が価値を出そうとする姿勢・経験が大事です。

 

2-3.サバイバル力・自分自身で稼ぐ力が身に付く

大企業にいるとなかなか実感できませんが、ビジネスにおいて「大企業の看板」はかなり強力です。看板がないと会ってすらもらえないことも多々あります。大企業で働いている人のよくある勘違いは、「自分はこんなに大きな仕事をしてるんだ。こんな自分ってすごい」というもの。大企業の仕組みの中にいるからこそ、回ってくる仕事・できる仕事も少なくありません。例えば、大企業経験者が中小企業に転職すると、実力不足で全く活躍できないことも多いものです…涙。

 

一方、小さな会社では「会社の看板」は存在しないので、最初は苦労するかもしれません。営業で門前払いされる・取引先から無理難題を言われる…なんてことは日常茶飯事。そうした中でも結果を出す必要がありますので、どうするかというと「考える・動く・工夫する」ことに徹底します。

例えば法人営業であれば、顧客にとって価値のある商品提案を研ぎ澄ます・とにかく数多くの客先に行く・同時に効率良く回る方法を考える…といったように、「会社の看板」ではなく、「自分自身」で勝負できるように頑張ります。そうすると個の実力がどんどん高まってきますので、そうしない人との実力の差は、いつの間にか雲泥の差となります

 

更には大企業では、倒産や事業撤退した時に、自分の望む転職ができなかったり・キャリアプランが崩壊するリスクが大です。若いうちであれば潰しがきいてどこにでも転職できますが、35歳を超えてリストラ等で市場に放り出されるとかなりの悲惨でしょう。

 

 

3.小さい会社で働くことのデメリット

一方で、もちろんデメリットもあります。見栄とか短期的な給与とかの話は、「仕事を通じて価値提供する」という観点からは本質的でないので、ここでは横に置いておきます。

 

3-1.完璧なワークライフバランスは困難かもしれない

前述の通り人不足なことが多いため、ワークライフバランスは崩れがちかもしれません。特に長期休暇は、上手くやらないと取りにくいことも多いですね…。大企業だと「交代で一週間の夏休みをとるように」というルールがあったりするので、長期休暇は取りやすい状況です。

まあこの辺りもモノは考えようで…、逆の言い方をすると「自分がいなくても会社が回る」ということ。特定の個人に依存しないという意味で、そうした企業の経営はエクセレントであることには間違いありませんが。

 

3-2.ノウハウや教育体系が整備されていない

小さな会社では、これまでの会社のノウハウや教育体系が整備されていません。その分、成長するためには、独学で勉強したり・ノウハウを周りから盗むしかない状況です。一方、大企業だと教育体系が整備されていたり、社内外の研修の機会も多いですね。

ただ、OJTとOff-JTのどっちが身に付くか…、これは個人差によります。我流で学びつつ自分なりに体系化するという方法が確実に身に付く人もいれば、体系化されたカリキュラムを一つずつ学ぶ方がいいという人もいらっしゃいます。

 

 

4.まとめ

以上、「仕事を通じて価値提供する力」をつけるためには、小さい会社にて自力で稼げる力をつけることがイイと考えています。本当に価値提供できる実力は、どこでも通用できる実力に他なりません。これさえあれば、その後の転職も思い通りに行きますし、やりたいことができたときに起業する・社会貢献に注力する等の選択肢が大きく広がります。

 

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