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仕事ができる人なら知っているビジネスの基礎「当たり前を徹底する」


仕事を円滑に進める・転職を成功させる・思い通りのキャリアを構築するためには、ビジネスの基礎を固めることが重要です。この基礎力がないと全ては砂上の楼閣。専門スキルやノウハウをいくら身に付けても、周りからの信頼は獲得できませんし、チャンスも巡ってきません。

このビジネスの基礎を固めるためには何が必要か? ロジカルシンキング? 専門知識?MBA? 資格? 人脈?…そういったことではないと個人的には考えています。もっと大事かつ普遍的なことを押さえる必要がありますが、それは「当たり前を徹底すること」

これができてない人や会社はびっくりするくらい多いので、「当たり前の徹底」で頭一つ抜け出せることができるでしょう。今回は、意外とできていない「当たり前の徹底」について考えていきたいと思います。

 

1.意外とできてない当たり前の徹底

当たり前のことができない人は、どんなに頭の回転が速くても、どんなに環境に恵まれていても、早晩成長が止まり・チャンスが巡ってこなくなります。当たり前が徹底できない場合は、「こんな当たり前のことができないんなら、もっと複雑なこと・レベルの高いことは絶対に任せられない」という周りの想いに直結するからです。もっというと、周りを不快にさせてしまい、二度と声がかからなくなります

 

ビジネスにおいては、例えば以下ができてない人が多いですね。この辺りが普通にできていないと、ビジネスを進める上ではなかなかの致命傷だったりします。

・時間や締め切りを守る

・ウソをつかない

・言行一致。やると言ったことはやる。事前に決めた役割を果たす

・社内外の人にちゃんと挨拶する

・他人にされてイヤなことを、誰かにしない

・間違えない。忘れ物をしない

・ほうれんそう(報告・連絡・相談)を続ける

・相手が大事にしていること・気にしていることを汲み取って行動する

・相手を不安にさせたり、心配させない。迷惑をかけない

・失敗したりミスしたら、言い訳せずに謝る。同時に再発防止策を考える

 

こうして文章にすると「当たり前過ぎて…」という印象を受けます。ただ実際には、次項でお話するような「勘違い」にも頻繁に出くわします。

 

2.「当たり前の徹底」におけるよくある勘違い

「当たり前を徹底」する際に、非常に大事なことがあります。

それは、徹底しているかどうかは「本人が決める」のではなく、「周りが決める」ということです。本人はやっているつもりでも、相手からすると「それはやっているうちに入らないよね」というギャップは本当に多いです。

 

例えば、ビジネスにおける基本の「朝の挨拶」について、相手の目を見ずに・聞こえるか聞こえないかの声で挨拶する人がいたとしましょう。本人はちゃんと挨拶しているつもりです。ただ、(多くの会社にとって)朝の挨拶の主な目的は「職場活性化」や「メンバー間の状態チェック」。相手を不快にさせたり、音を発しているだけの挨拶ではやってないのと同じと、周りは考えます。「あの人は挨拶すらちゃんとできない人だから…」という周りの印象はマイナスでしかありません。

 

3.会社単位での当たり前。実際にあって驚いた会社対応の事例

以上は、個人レベルでの当たり前ですが、会社や専門家レベルでもびっくりするくらい「当たり前のこと」ができていません

 

例えば、私自身が最近受けたサービスで以下のようなことがありました。様々な玉石混合のサービスが乱立している昨今、皆さんもこうした嫌な経験があるのではないでしょうか。自身のビジネスを考える際の、反面教師にしたいところです。

・小売店における接客で、専門用語を連発してきて会話が成り立たない。こちらをイライラ&不安にさせて、その店の看板を傷付けただけ。

・ある印刷を依頼した印刷業者のアウトプットが、何度言っても質が低いまま。こちらから「ちゃんとやって」という念押ししないと、すぐに手を抜いてくる。

・コンサルタントにも関わらず、ありきたりのパッケージを押し付けてくるだけ。こちらの事情を加味しないだけでなく、対応が遅かったり、いい加減だったり。

・専門領域以外のことは何も知らない○○士。他領域への影響をこちらで調べてやり直してもらうこともあったり、ビジネスの感覚が全くなくて段取りが悪すぎたり。

・こちらを混乱させるだけの電話応答。「オペレーターと話したいのに!」という思いがかなえられずに永遠流れる自動応答。あとA/Bテストをやっているのか、電話する度に違う対応でただただ混乱。

 

4.まとめ

個人レベルでも会社レベルでも、「目新しいこと」「突飛なこと」「クリエイティブなこと」をやろうとする前に、上記のような当たり前のことを徹底するだけで、社内外の満足度は劇的に上がります。

ビジネスは、「誰もやらないこと」「やりたくないこと」をやり続けることで上手くいきます。これは個人単位でも会社単位でも同じですが、格好イイことを言う前に・表面的なことを取り繕う前に、当たり前のことをちゃんと徹底したらいいのに…と思うことが少なくありません。

 

かつてのボスに、「仕事においてはABCが大事」と言われたことがあります。ABCとは、「(A)当たり前のことを、(B)馬鹿みたいに、(C)ちゃんとすること」。若いころの私は「はあ、そうですか」と流していましたが笑、後になって思うと本当に大事だなあと痛感しています。

 

「たかが当たり前。されど当たり前」。個人レベル・会社レベルの当たり前が徹底できているかを見直すことで、世の中の仕事がもう一段レベルアップするんだろうなと考えています。

 

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