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面接に向けた事前準備の失敗談「準備の方向性の見誤り」


採用面接・面談の成功のためには、事前準備は非常に重要です。ただ、その方向性を見誤ると、面接は成功どころか、失敗に終わってしまいます。

以下、現在転職活動中のEさんとの会話を通じて、事前準備の方向性のポイントをご紹介したいと思います。 

(事前準備についての詳細は「面接に向けた準備ができるヒト・できないヒト」「面接時に緊張しなくなるための確実な方法」をご覧ください)

 

私「かなり意気込んで臨んだ面接が、上手くいかなかったと聞きました…。残念ですが、どんな面接でしたか?」

Eさん「そうなんですよ…。事前準備もしっかりして行ったんですが、結果はダメでした。その企業は、“自分で物事を考えられる人を募集”って書いてあったので、自分なりに業界や企業分析をして行ったんです。それで面接の場で、最後に“何か言いたいことありますか”って言われた時に、最後のアピールをしようと思って、その準備した内容を話したんですよ」

私「話の流れではなく、最後に突然差し込んだんですね…。どんな内容を話したんですか?」

Eさん「業界全体の市場規模が小さくなってるとか、その企業のポジションや方向性の問題点について、自分なりの考えを話しました。…あ、批判だけじゃなくて、自分で考えた改善策も言いましたよ」

私「そうなんですね…。一般的には、真面目に研究してくる姿勢自体は好印象なこともありますが、その内容次第では“もろ刃の剣”。内容が的を得てない場合は、逆に悪印象を与えることもあります。…あとは面接官のタイプですね。真面目な姿勢にフォーカスしてくれるタイプか、それとも内容にフォーカスしがちなタイプか。ちなみに内容についてもう少し詳しく教えてもらうと?」

Eさん「○$△&*◇☆ ←業界的には当たり前、更に本質的にズレた内容」

私(おお、その内容では評価はされないと思いつつ)「面接官のタイプはどんなでしたか?」

Eさん「かなりロジカルな人でした。経営企画でゴリゴリ分析してるみたいです。そんなタイプだったから、準備した内容が刺さると思ったんですが」

私「話を聞いてる限り、さっき言った“内容にフォーカスするタイプ”のようですね。このタイプは、準備内容が正しければ評価してくれる人ですので、残念ながら内容が刺さらなかったんでしょうね。逆のタイプで、前向きな姿勢を評価してくれるタイプなら良かったんですが…、相手のタイプの見極めも大事ですね」

Eさん「今思うとそうです。はあ、残念です」

私「やるべき準備は“諸刃の剣”ではなく、基本的なことにまずフォーカスしましょうね。希望する企業の一般情報に加えて、その企業で貢献できることと、その証拠となる実績やスキル。あとは、自分のキャリアにとってその企業がどんな意味があるか?…この辺りを、受ける企業毎にしっかり話せるようになっておくと、面接官がどんなタイプでも面接突破できますよ」

Eさん「確かに今は、企業毎にそういったことの準備はできていないかもしれません。だから各社で志望動機とか突っ込んで聞かれると、言葉に詰まってしまうんです。今後は事前準備の方向性は間違えないようにします」

 

面接は、自分の知識や見解を自慢げに披露する場ではありません。ただ、実際には、少しでもアピールしようとしているためか、面接で自慢・知識披露がついつい出てしまう人も結構います。

アピールしたいことはあれもこれもと沢山あるかもしれませんが、咄嗟に変なことを言わないように、言うべきこと・言わないことをしっかり事前準備しておくのが大事だと考えています。

 

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