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面接や書類選考の対策に!日々の習慣や言動を見直してみる


「面接の場」は限られた時間ではあるものの、求職者の「本質・人となり」がありありと表れます。それは、全面接官が人の本質を見抜くプロだからではありません(実際には現場リーダーとかが面接に出てくることが多い)。求職者の「本質・人となり」がありありと表れる理由の一つは、面接における求職者のちょっとした言動・所作が「その人」を如実に語るからです。

私自身も面接官として多くの面接・書類選考の経験がありますが、短い時間内であっても、その人の本質が垣間見え「このヒトは感じ悪いなあ」「これではウチではやっていけないだろうな」という印象となり、不採用という結論に至る人は沢山います。

 

ここで着目すべきは、求職者自身も、面接や書類という大事な局面でしっかり対策しているはずにも関わらず、面接官に悪印象・違和感を与えてしまっている点です。日頃の習慣で染みついた悪い言動や所作だったりするんでしょう。演技や対策で隠し通すことすらできない根深い問題があるように感じてしまいます。

 

沢山の人を見ている面接官は、こうした悪印象・違和感には敏感です。他の求職者と比べると一目瞭然ですし、悪印象の人を採用したいとは思いません。極端な話、どんなに専門スキルが高くても、一緒に働きたくないなあと思われてしまうと不採用です。どんなに対策しても転職時の面接になかなか突破できない人は、この辺りに理由があるのかもしれません。

 

1.どうして短時間で悪印象を与えてしまうのか?

どうして面接や書類選考で上記のようなことが起きてしまうのかを考えると、面接やビジネスといったONだけではなく、OFFも含めた考え方・動き方・習慣に改善余地があるんだろうと個人的に考えています。例えばマナーが身に付いていない・時間が守れないといった「当たり前のことができない人」は、知らず知らずのうちに面接や書類選考時に悪い面が出がちです。

最近は「私はONとOFFを分けてるんです!」と明言する人も少なからずいますが、一人の人間が別人になる訳ではないので、ONとOFFは大いに関係すると思っています。例えばOFFでおカネにだらしがないのに、ONの資金管理が完璧な人には、お目にかかったことはありません。
(余談ですが、ONとOFFの人格があまりに違う場合、本人にとってはストレスでしかありません。もっと自分らしくONを過ごすためには、OFFを含めた行動レベルを上げて、ONもOFFも自然に行動できるようになるのが一番近道)

 

なお、私自身もかつて就職する際、面接が突破できずに困ったときがありました。私の場合はそれまで初対面の人(かつ年上の人)と話す機会が多くない環境にいたので、面接で初対面の年長者に熱く語る・自分を開示するということが得意ではありませんでした。最初のうちはそんな現実にも気付かないふりをしていたのですが(汗)、それでは事態は何も好転しないので、積極的に日頃の人間関係から変えるという対策をとった経験があります。

 

以下では、日常で見かける「良くない言動」と、そうした言動が面接や書類でどんな影響につながりかねないかを見ていきましょう。

 

 

2.面接の悪印象につながる言動・習慣

日常において、以下のような言動をよく見かけます。こういう言動をとる人は、(個人的には苦手であると同時に、)仕事や面接でも似たようなことをしている姿が想像されます。

実際の面接においても悪印象につながるため、今一度こうした言動をとっていないか要チェックです!

 

2-1.遅刻する・マナーが守れない等の当たり前ができない

電車とかお店とかで、騒いだり・イヤホンの音が大きかったり・大声で電話していたり…と当たり前のことができない人によく遭遇します。誤解を恐れずに言うと、他人に対する配慮というか、周りが嫌がることとそうでないことの感覚が麻痺しているのではと思ってしまうシーンすらあります。

中には他人に迷惑かけてないからいいでしょと屁理屈を言うツワモノもいますが、「相手が何を嫌がるか」が根本的に分かってないので、面接でも失礼なこと・イラっとすることを悪気なくしてしまいます。

 

2-2.大きな声で色んな情報を喋ってしまう

公共の場で、自分の氏名・勤務先・顧客名等を大きな声で話している人が時々います。特にカフェでは隣のテーブルの会話はよく聞こえ、「それは言ったらダメでしょ」と他人のこちらがハラハラする時もあります。

こういうタイプの人は、秘密情報に対する感度が低いため、面接でもクライアント名や会社の悪いところを全面に出しがちです。同じ業界であればその情報はクリティカルですし、そうでなくても「この人は情報の取り扱い方が危うい」という悪い印象にしかなりません。

 

2-3.自分の責任を認めずに言い訳ばかり

言い訳ばかりしている人がいます。例えば電車の事故が原因で遅刻したとき、待たせた相手に対する第一声は「ごめんなさい」が一般的だと思っています。ただここで言い訳ばかりの人は「電車の事故で…」から入ります。相手を待たせたのは私の責任ではないことをアピールしようとするのです(本質的には何の意味もないアピールですが…)。そして何も改善されずに同じようなことを繰り返します。

こういうタイプの人は面接でどうなるか? 転職理由・退職理由が「他人or会社批判」となり、場合によっては前の会社の愚痴大会になることもあります。どんな事情があろうと「自分が全く悪くない」ということはあり得ません。通常は喧嘩両成敗です。そして「他責が多い人は同じ失敗を繰り返す」ということを多くの人は経験上知っていますので、面接においてプラスに働くことはないでしょう。

 

 

3.書類選考時の悪印象につながる言動・習慣

書類選考においても、上記と同様のことが起きがちです。

 

3-1.文字の手書きをほとんどしない

最近は文字を手書きする機会が減っただけでなく、携帯やパソコンの変換予測機能が便利なので、文字に対する注意を払わなくても文章が書けてしまいます。そのため、例えば手書きで履歴書を書くシーンにおいては、普段から文字を書いているか書いていないかで結構差が出ます。

普段から文字を書いていない人の誤字脱字はかなり多いです。大きな誤字もあれば、微妙に点がないといったように間違いのレベルは様々ですが、そもそも文字が間違っていることに気付けません。更には、普段から文字を書いていないので途中で集中力が切れたんでしょう、履歴書の後半が明らかに雑になったりします。書類選考は、目の前の書類だけで勝負が決しますので、誤字脱字や雑な面のマイナスの影響は小さくありません。

 

3-2.本を読まない

「本の活字」と「WEB上のニュースや記事の文字」は大きく違うと個人的には思っています。つまり、各媒体の目的が違うため、「求められるスピード」と「表現の工夫の方向性」が大きく異なります。WEB上の文字は、より早く&読みやすい文章にするため、表現は平易に・分かりやすいように工夫されています(例えば、難しい熟語・言い回しは基本的に避けます)。一方、本では最適な表現となるように常にブラッシュアップされるため、WEBでだけ文字を読んでいるとどんどん語彙力がなくなる可能性があります。

履歴書や職務経歴書に小難しい熟語や言い回しを書くことが目的ではありませんが、適切に自分をアピールできるかは、表現や言い回しの引き出しの多さに比例します。そのため本を読む習慣がないと、いざというときに表現が安直になり過ぎたり・適切に自分の言いたいことを伝えられないリスクが高くなります。

 

 

4.まとめ

以上、全く個人的な見解ですが、考えをまとめてきました。ただ前述の通り、「日頃の言動(OFF)」と「仕事や面接の言動(ON)」は密接に関わっていると考えています。面接や書類に向けたテクニック的な対策とは別に、こうした日頃の言動や習慣を見直すことで、事態が好転することもあるはずです!

 

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