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いつも失敗してしまう…「転職できない人の特徴」


転職しようとした時、「すぐに内定が出る人」「なかなか内定が出ない人」の2タイプに分かれます。なかなか内定が出ないと、多くの時間が奪われるだけでなく、精神的ダメージが大きいため、転職活動を長引かせることは避けたいところです。

内定が出ない理由としては、スキルやスペックのミスマッチは多少あるかもしれませんが、「採用に至らない特徴」を抱えているケースが多いというのが私の実感です。これまでの面接官経験を基に、企業から敬遠される特徴を3つまとめました。

1.主観的にしか物事を見れない人

最初のタイプは、物事を自分目線でしか見ることができない人です。

もちろん「自分」という視点は重要ですが、視点が「自分」だけの場合、企業側の採用基準を超えることは困難です。選考において企業が見ているのは、「この人が入社した場合、我が社にどんな貢献ができそうか?」です。残念ながら、やりたい仕事をさせてあげるために採用する訳ではありません。(「やりたいこと」を追求する姿勢は大事ですが、「やりたいことだけする」という甘い言葉を勘違いするのは危険です。企業に就職する以上、転職先でも「やりたくないこと」が圧倒的に多いのが現実)

そのため、各企業に応募する際はまず、「企業側の視点」で相手が何を求めているかを見極めましょう。成長途中で人手が足りないとか、新規事業を立ち上げようとしてこんなスキルの人を欲しているとか…、自分の思い込みではなく、事実に基づく企業研究・キャリアコンサルタントからの情報をしっかり受け止めましょう。

なお、そもそもの狙いがミスマッチの場合(=本人の意図が、企業が求める人材像と合っていない場合)、仮にその転職が実現してしまうと本当に悲劇です。本人・企業共に「こんなはずじゃなかった」と多くの不幸を生んでしまいます。

 

他にも、例えば面接において、自分の目線しか持たない人は「面接官が何を知りたいのか」を把握することができません。面接官の質問の意図を外して滔々と演説を続ける人に時々出会いますが、これをしてしまうくらいなら、答える前に「その質問の意図は○○ということですか?」とはっきり聞いてもらう方がよほど好印象です。質問の言葉を断片的に拾って、「ああ、こういうことが聞きたいんだろう」と自分パターンに無理に当てはめてしまった結果、この勘違いが起きているような気がしています。

 

2.隣の青い芝しか見えない人

続いての特徴は、理想を追い求めてふらふらしている人です。「青い鳥症候群」と呼ばれたりもします。

理想や憧れを追い求めるだけの人の末路を、企業はよく知っています。また新たな理想を追い求めて退職する、あるいは実力がなく付いていけずに退職するのどちらか、つまりまたすぐに辞めてしまいます。その間、採用・教育・引継…と、企業側にはとんでもない時間とコストがのしかかるため、こういう傾向が垣間見える人はどうしても敬遠されてしまいます。実際の面接において面接官は、志望動機や退職理由から、「理想と現実にギャップがあるときの行動パターン」を読み取ろうとします。

ちなみに経験上、地に足がつかずにふらふらする理由としては、「理想が強すぎるため」というよりは、「自分の理想がなく、まだ見ぬ理想を探すため」という方が多い気がしています。「理想が強すぎる人」は、その人の意思を阻害しない環境さえあれば、勝手にどんどん進んでいきますので、個人的にはあまり懸念していません。

 

よく言われるように、「やりたいこと」「やれること」「やらなければいけないこと」の3つが重なる領域が見つかると、仕事のレベルは格段に高まります。今の環境がそうではなかったとしても、「やりたいこと」を明確にし、「やれること」の領域を広げていくことで、気付いたら「やりたいこと」「やれること」「やらなければいけないこと」が重なる仕事ができていた…という状態が理想と考えています。

 

3.頭でっかちになりがちな人

最後は、一見、地頭が良さそうな雰囲気を出し、もっともらしいことを語っているのですが、実力や行動が伴っていないケースです。

こういう人は、よく喋ります。かつ立て板に水のごとく喋る傾向があります。「自分はこんなことも知っているんだ」「こんなことまで考えているんだぞ」と言わんばかりです。そのため、こういう人は採用されることもあるのですが、実力が伴っていないことが多いため、いざ仕事する段階で「明らかな実力不足」「行動が伴わずに言行一致していないこと」が散見されます。

 

更に、こういった人が悩ましいのは、プライドが高いために「素直でない」場合が多いということです。どんな仕事でもチームでコトを進めますが、そんな時に文句ばかり言って動かない・言い訳ばかりしている…ということになり、チームとして機能しないことがあります。

ここまででもだいぶ悩ましいのですが、更に問題なのが「悪いガスを周りに撒き散らすケース」です。中途半端に弁が立つため、「会社が悪い」「あの上司は無能だ」等と自分が気にくわないことを言いふらしてまわります。あまり事情を知らない人の耳にそれが入り、尾ヒレ背ヒレがついて話が駆け巡ると…社内・チーム内がかなりガタガタしてしまいます。

(個人的には、面接時に一番気をつけなければいけないと思っているタイプです)

 

以上、個人的な想いも含めて、「転職できない人の特徴」として3つを挙げてきました。お気付きの方も多いと思いますが、これは転職に限らず、日々の仕事においてもこうした人は敬遠されます

上記はデフォルメして極端に書いていますのでここまでではないとしても…、こうした要素を極力排除していくことが、いい転職・いい仕事につながると考えています。

 

■以下記事もご参考に。

面接官の視点「一緒に働きたいかどうか」

面接における採用基準「絶対に守るべき1つのこと」

 

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