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転職にはどれくらいの期間が必要?期間を短くするには?


「転職にどれくらいの期間が必要か?」は、転職活動を進めていくうえで気になるところです。特に初めての転職の場合は、全体像が見えにくく不安となる時があるかもしれません。

なお、転職にかかった期間についてのアンケート結果を時々見かけますが…、「トータルでかかった期間しか分からない」あるいは「紹介やヘッドハンティングで極端に短いケースも含まれる」といったように参考にしにくいものもあります。

転職の進め方・期間はケースバイケースですが、今回は転職の基本的なステップを分解しながらそれぞれの期間、そして期間を短くする方法を考えていきたいと思います。

 

1.転職活動にかかる期間

まず、転職活動の基本的なステップは以下です。後悔しない転職のためには、しっかり準備をしたうえで確実に進めていくのが重要だと考えています(詳細は「納得のいく転職を!活動計画を作成する」)。

20151031_期間

 

以下で、各ステップの期間(目安)を詳しく見ていきましょう。

 

1-1.準備(1ヶ月)

まず企業に応募する前の準備です。このステップは重要で、魅力ある職務経歴書・面接突破に直結します。

自己分析を通じてやりたいことを明確にし、転職のプロである転職エージェントにも相談しながら、希望企業の方向性を固めていきます。転職エージェントとのやりとりが入るので1ヶ月くらいかかります。

 

1-2.書類選考(1〜2週間)

希望企業の方向性が決まれば、いよいよ企業への応募です。この際、職務経歴書等が必要になることが多いため、各企業向けの職務経歴書を作成していくことになります(ベースとなる雛形を作っておいて企業毎にカスタマイズ)。

書類作成は自分のスピード次第ですが、企業内での選考プロセスが必要になるため時間がかかります。経験上1〜2週間でしょうか。

 

1-3. 日程調整~面接~結果共有のサイクル(2〜3週間 × 面接回数)

書類選考の後は、「日程調整~面接~結果共有」のサイクルを何回か回していくことになります。会社によって何次面接まであるかは異なりますが、面接は3回くらいが多く、この場合は3サイクルが必要となります(余談ですが、面接回数が多く、幹部全員がOKと言わないと採用しない会社もあったりします)。

1回あたりのサイクルは、会社と自宅が近くても2〜3週間かかることが多いです。先方とのアポ調整が必要ですし、面接後の企業内での判断も必要です。仮に面接が3回だとすると、順調に進んで1.5〜2ヶ月くらいですね(個人的な感覚では、大企業のほうが期間は長くなりがち)。

ただ、遠方から面接を受ける場合や、残念ながら第一希望の企業群がダメでもう一度書類選考からやり直す場合は、もっと時間がかかってしまいます。

 

以上をまとめると、後悔しない進め方をした場合はトータルで3〜4ヶ月は必要というのが個人的な感覚です。

 

2.転職活動の期間を短くする方法

前述の3〜4ヶ月を短くするために、自分がコントロールできるかもしれないところは以下3点でしょうか。

・「準備の期間」を短くする

・「日程調整〜面接の期間」を短くする

・「面接の回数や実施タイミング」を変えてもらう

 

2-1.「準備の期間」を短くする

自己分析・応募企業の検討は自分の力でなんとかなるので、集中して時間投下できれば準備期間を短くできるでしょう

ただ、後悔しない転職のためには、複数の転職エージェントのキャリアコンサルタントと会った方がいいと考えています(詳細は「キャリアアドバイザーを選ぶ時のポイント」)。そのため、準備期間を短くし過ぎるのも危険ですのでご注意ください。

 

2-2.「日程調整〜面接の期間」を短くする

出てくる面接官は、その企業のキーパーソンやエースであるため忙しい方が多いです。そのため、面接官と自分の日程調整が難航することもあります。ここがスムーズにいくかどうかは、フットワークの軽さにかかっています

あるいはFace to Faceの面接ではなく、テレビ電話を使ったオンライン面接を活用する手もあります。ただこのオンライン面接はなかなかの曲者で、第一希望の企業であれば実際に訪問するのがいいと考えています(「オンライン面接の留意点、及び成功に向けたヒント」参照)。

 

2-3.「面接の回数や実施タイミング」を変えてもらう

面接の回数は、基本的には企業が決めているのであまり変えられません。ただ、遠方からの面接である場合等、面接回数や実施タイミングを考慮してもらえることがあります

私が転職した時は遠方からでしたので、一次面接と二次面接は同日に開催してもらいました。この辺りの対応可否や交渉は、ご自身というよりは、転職エージェントに任せましょう。

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