要注意!転職活動におけるFacebookの落とし穴
数あるSNSの中でもユーザー数が多く、日本におけるユーザー数2,400万人と言われるFacebook。転職活動中でFacebookを使っていらっしゃる方も多いと思います。今回は「転職活動中のFacebookの使い方」に関する、意外な落とし穴をご紹介します。ちょっとしたことですが、はまってしまわないようにしましょう!
1.「オンの顔」と「オフの顔」が違い過ぎる
Facebookのプライバシー設定上、友達ではない状態でもタイムラインが丸見えの人が時々います。これ自体は決して問題ではないのですが、こと転職活動においては注意が必要です。面接・面談では、真面目なキャラクターを演じている一方で、Facebookの投稿から垣間見える日常生活は、全く別のキャラクターだったり、周りへの不満やネガティブなことが書き連ねてある…。企業側が「オンの顔」と「オフの顔」の大きなギャップを感じると、やはりプラスには働きません。会社経営をしている私の友人も、つい最近、求職者のFacebookの投稿内容を見て採用可否を見直したとのこと…。
これはタイムラインに限りません。プロフィールや、いいね!・シェアしているページから、面接や履歴書からは見えてこない「人となり」が浮かび上がってきます。転職活動(ビジネスそのもの!?)においては、ある程度のセルフプロデュースも必要です。改めて、自分のFacebookがどういう印象を相手に与えているか、客観的に見てみましょう。
2.経歴が事実と違う(or違って見える)
経歴については、事実が書かれるべき箇所なので、もう少し注意を払って自身のFacebookを確認してみましょう。例えば、大学や前職について、名称や滞在期間は正しいですか? 基本データに書いてある内容と、履歴書・職務経歴書に書いた内容が違うと、企業側としては「あれ?」と小さな違和感を覚えます。細かいことと言えば細かいことなんですが、経験上「一事が万事」「仕事は細部で決まる」ことも事実です。こんなところでマイナスとなるのは損なので、事実が正しく登録されているかは要チェックです。
その中でも多いのは、以下3点ですね。
・大学の卒業年:仮に2010年3月卒業の場合、普通は「2010年卒業」と書きます。ただ時々、年度と勘違いしているのか「2009年卒業」と書いている人がいます。履歴書と照らし合わせると、職歴における空白の1年が発生してしまいます。
・アルバイト先やインターン先:Facebook上の職歴にアルバイト先やインターン先を書いている人を見かけます。滞在年月が書いてあればそうだと推測できますが、滞在年月が書いていない場合は、職歴が多く見えてしまいます。実際は初めての転職にも関わらず、「この人は3回も転職しているのか」という勘違いを引き起こします。
・友達からの基本データのリクエスト:たまに友達から、大学や所属についてのリクエストをもらうことがあります。これを確認もせずに承認していると、もし万が一情報が違った場合は…、前述の通りです。
3.Facebook上でのアピールが逆効果
逆に、Facebookをアピールの機会と考えることもできますが、ここにも落とし穴があります。
個人的な好き嫌いはありますが、例えばもしある人のタイムラインに「今日もボランティア!」「同志と朝から勉強会!!」「自分が一番優秀!!!」のようなことばかりが並んでいると…、私はちょっと苦手です(笑)。いわゆる意識高い系だと感じてしまい逆効果。自然な感じで、さらっと「その企業・業界への関心が高いこと」「日々前向きに努力していること」くらいを差し込みましょう。
4.さいごに。落とし穴ではありませんが…
Facebook上の友達のつながりから、企業がリファレンス(その人がどんな人か、その人の知り合いに照会)をとりやすい時代になりました。新しく知り合った人と、共通の知り合いがいて、「世間は狭いですねー」なんてことを言った経験がこれまでにあると思いますが、このつながりがFacebook上では可視化されています。
以前は、探偵や興信所等を使っていた企業もあったという噂を耳にしましたが、ここまでせずとも、その人の裏取りが遥かにされやすくなりました(ま、これはお互い様ですね。一個人であっても、オフィシャルな情報・クチコミ情報含めて、様々な方法で「企業」を丸裸にすることができますので)。月並みな結論で本当に申し訳ないのですが、日々全うに生きていきましょう!
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