面接時に緊張しなくなるための確実な方法
採用面接・面談に臨む時は、どうしても緊張してしまうものです。人生が左右されると言っても過言ではないので当然のことですが、人によってその緊張の感じ方には差があるのも事実です。
緊張する/しないは、生まれつきの性格の要素もありますが、本日は対策可能なことに着目しながら「面接時の緊張をほぐす方法・緊張しない方法」をご紹介します。
世の中には緊張を軽減させる方法が溢れています。小さい頃に聞いたような「てのひらに“人”という字を3回書いて飲み込む」といったお馴染みの方法から、「緊張を緩和するためのスマートフォンアプリ」といった最近の方法まで、多岐に渡ります。ただ本ブログは、なるべく本質的な解決策を提案するのがモットーです。だからこそ、ご紹介する方法は、一見当たり前ではありますが、自分のモノになればその効果は絶大かつ持続的です。
少し本題から逸れてしまいましたので話を戻しましょう。そもそも人はどういう時に緊張するのでしょうか?
それは、「将来に関する以下2つの不安」によるものと考えています。
・質問に上手く答えられない等、面接が上手くいかなかったらどうしよう…
・第一希望の会社に落ちたらどうしよう…
そう考えると、面接時に緊張しなくなる方法は、これら2つの不安を解消しようする方法ということになります。以下、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.面接が上手くいくか不安⇒「自信を持つ・苦手意識を払拭」
この不安を取り除くには、「徹底的に事前準備をして、不確実性や苦手意識を払拭する」というものです。当たり前ですがこれが一番ですし、面接時にしっかり準備できている人は本当に僅かです。
具体的には、以下3つは押さえて、自分の中での自信をしっかり確立しておきたいところです。
①会社や業界についての基本や最近の動向についての情報集め:
企業の歴史・業績・事業内容・経営者の想いをはじめとする基本情報はしっかり把握しておきましょう。あとは、実際にその企業の商品・サービスを利用してみるとか、店舗に行ってみるとかも、大事な一次情報です。
あとは、こちらから敢えて披露する必要はありませんが、得た情報に基づく、自分なりの解釈でしょうか。
②想定問答と模擬面接:
「面接に向けた準備ができるヒト・できないヒト」「面接時に好印象を与えるために「注意すべき7つのこと」」で述べたようなポイントを押さえつつ、面接で聞かれそうなことを想像して、完璧に打ち返せるようにしておきましょう。
一人で準備する場合でも、実際に声に出してみることがオススメです。ここは一息で言えないくらい長いな…とか、このフレーズは強調して言おう…とかの様々なことに気付き・ブラッシュアップすることができます。
可能であれば、第三者に見てもらうのがベストです。想定問答チェックや模擬面接の面接官を依頼したいところですが…、なかなか友人や家族には頼みにくいことですので、そういうときこそ転職エージェントのキャリアコンサルタント(アドバイザー・カウンセラー)を活用しましょう!(「キャリアアドバイザーを選ぶ時のポイント」「」転職を成功に導く「転職エージェントの利用方法」参照)
より具体的な模擬面接の方法を、「面接の練習におけるポイント “もう面接は怖くない!”」にまとめました。
③その会社の面接パターン:
これから受ける企業が、独特の面接をしている可能性もあります。例えば、一風変わった筆記試験やケースが出題されるとか、最初はグループ面接とか。変わったパターンではなくとも、どういった質問が重点的になされるかは事前に知っておきたいところです。
これについては、口コミサイトやキャリアコンサルタントが情報源です。この場合、前者の信憑性は高くないことが多いので、後者のキャリアコンサルタントがオススメです。その会社で聞かれることの多い質問・出題テーマに熟知していることもあるので、是非色々相談してみましょう。
こう書くと盛り沢山ですが…、緊張するほどの面接は、きっと大事な企業の面接なんだと想像しています。事前に出来ることは全てやりきって、大事な面接に臨んで頂きたいと思います。
2.第一希望の会社に採用されるか不安⇒「一本足打法を避けて選択肢を確保」
第一希望を一社に絞る場合、「絶対に失敗できない!」と変な力が入ってしまうため、本来の実力を発揮することすら難しくなってしまいます。だからこそ、第一希望を一社に絞らずに複数企業を視野に入れておき、「この第一希望群5社の中ならどこでもOK」くらいの余裕を常に持っておくことが大事です。
正直なところ、第一希望の会社に採用されるかどうかは本当に分かりません。面接官との巡り合わせもあれば、その時の運もあります。そのため、思い入れを一社に注ぎすぎた場合、振られた時のダメージが大きいです(その後の活動にも響いてしまいます…)。だからこそ、リスクヘッジをしっかりしておくことで、転職活動全体で見ると納得のいく転職が可能になると考えています。
最後に
究極的には「緊張しても構わない」と個人的には思っています。緊張するということは、それだけその面接が大事であり失敗できないものと認識していることの裏返しです。全く逆の、「緊張なんて一切しませ~ん」なんて人よりは、それだけ真面目で誠実なんだろうという気がしています。
更には、(職種によるところもありますが)緊張で言葉に少し詰まりながらでも、しっかりと自分の言葉で言いたいことを話そうとする姿勢に好感が持たれるケースすらあります。そういった企業・面接官との出会いも含めて、転職活動における縁だと思っています。
–
■ 転職を成功に導くために
情報収集や客観的アドバイスをはじめ、自分に合った「転職エージェント」「転職サイト」との出会いが、転職活動の満足度を高めます。
・自分の市場価値がどれくらいか知りたい
・今すぐ新しい仕事を探したい
・いち早く転職活動を終えたい
スポンサード リンク