転職時の面接で自己紹介する時に「絶対に心掛けたいこと」
面接では多くの場合、自己紹介から始まります。そしてこの自己紹介までで、求職者の「第一印象」はほぼ決まります。第一印象が悪くなるとその後の挽回が大変ですので、自己紹介はスムーズに突破したいところ。
今回は、面接で自己紹介するときに「絶対に心掛けたいこと」を4つご紹介したいと思います。
1.自分が打ち出したいイメージを全面に
「その人の印象全体において、声からの影響は38%(見た目55%、話す内容7%)」とメラビアンの法則が示すように、話す内容以上に声のトーンや大きさが大事です。声には正解はありませんので、「その面接で自分が打ち出したいイメージ」に合う声のトーン・大きさや話すスピードを意識しましょう。例えば、落ち着いた印象を与えたい場合は声のトーンを落としてゆっくりと話し、元気なキャラでいきたい場合は大きな声でハキハキと話すように心掛ける…といったように。
特に面接の冒頭では緊張も伴うため、どうしても早口になったり・噛んだりしがちです。ちょっと意識して声をコントロールすることで、相手に与える印象は大きく変わります。
2.前に出すのは会社名ではなく個人名
日々の仕事では「会社の一員」として働いているため、挨拶のときには「○○株式会社の□□と申します」と言うのが一般的です。ただ、転職時の面接において面接官は、「目の前の求職者が、どの会社で働いてきたか」ではなく「求職者自身が、人柄・仕事への姿勢・スキル等もろもろ含めてどんな人か」を見ています。
そのため、「○○株式会社の□□と申します」といったように会社名を先に持ってくるのは、あまり良くありません。このことは意識しないと、いつものクセでついつい出てしまいます。そして私が面接官としてそれを聞くと、「この人は本当に自立した一人のビジネスパーソンなんだろうか?」「キャリアを自ら切り開くための“就職”ではなく、憧れの会社に入りたいだけの“就社”を目指しているのでは?」といったような疑問符がついてしまいます。
3.なるべくシンプルに
時々、自己紹介で多くを語り過ぎる人がいます。幼少期の体験からさかのぼって自分の夢を語りだしたり、こちら側(企業側)の商品を延々と褒めだしたり。正直言うと、自己紹介の段階でそんなことは一切聞いてませんので、「今はそんなことを知りたい訳ではないのに…、空気が読めない人だなあ」と第一印象は非常に悪くなります。
このように、相手が何を知りたいかが分からない段階で、あれもこれもと詰め込まない方がいいです。自己紹介はシンプルに。
相手がもし「自分のこれまでの職歴を絡めながら、自己紹介してください」というような明確なオーダーを出してきたときは、それに忠実に従えばいいのです。
ちなみに「自己紹介してください」とだけ言われたときは、以下のように本当にシンプルでいいと個人的には思っています。そのあと、面接官からの質問に丁寧に答えていきましょう。
こんにちは。□□と申します。現在は○○株式会社にて、◇◇の仕事をしています(◇◇が専門です)。本日は宜しくお願いします。
(加えて、どうしても最初に強調したいことがあれば一言添えるくらい)
4.奇をてらう必要はない
上記とも関連しますが、自己紹介の段階では、面接官がどんなタイプなのか分かりません。そのため、ウケ狙いで奇をてらった自己紹介をする必要は一切ないと思っています。いきなり歌いだす必要もないですし、ネタを披露する必要もないです(笑)。
仮にそれが自分の鉄板ネタであったとしても…、面接官が真面目な人の場合は、「いきなりふざけて、なんだこいつは?」とマイナスにしかならないことも多くあります。
まとめ
面接の自己紹介は、第一印象を上手に形成しつつ、そのあとの質問にスムーズにつなげるための関所です。そのため上記でお話してきましたように、なりたい自分を全面に打ち出しつつ、内容自体はシンプルを追求して次につなげることが大事です。
■転職時の面接については、以下記事もご参考にして下さい。
・転職時の面接でよく聞かれる質問集!100個の質問事項まとめ
–
■ 転職を成功に導くために
情報収集や客観的アドバイスをはじめ、自分に合った「転職エージェント」「転職サイト」との出会いが、転職活動の満足度を高めます。
・自分の市場価値を知りたい
・今すぐ新しい仕事を探したい
・いち早く転職活動を終えたい
スポンサード リンク