転職活動における英語力の考え方(面接時・入社後の実務にて)
今やほぼ全てのビジネスにおいて、グローバル化の流れは無視できません。それに伴って企業が求める英語のレベルは上がりつつあり、「転職時にどれくらいの英語力が必要となるか」を気にされる方も多くいらっしゃいます。
本日は、転職活動における「英語力」についてのお話です。
1.英語力を測るモノサシ TOEIC
英語力を測るモノサシは多くありますが、日本で一般的なものはTOEICです。スコアを持っている人が多く、相対評価がしやすいため、多くの企業が参考としています。
TOEICの公式ホームページによると、“スコア”と“企業が各部門に期待するスコア”は以下となっています(2014年のアンケート結果のようなので、今は全体的に上がっていると想像)。
・国際部門:655~865点
・営業部門:525~775点
・技術部門:480~720点
(【参考】海外赴任:555~765点。中途採用社員:585~795点)
ただ、個人的には、上記スコアは、そのまま鵜呑みにはできない目安値と思っています。TOEICが読み聞きのみの試験形態なのと、テスト自体への“慣れ”によってスコアはある程度(かなり?)上がるからです。
2.実務における英語力の実態
私は現在、外資系企業に勤めています。自身の転職の経験・中途組の英語レベル・実際の業務とを総合的に考えると、転職活動における「英語」については以下のように考えています。
・採用には、TOEICスコアが非常に高得点な時の「加点」、逆にスコアが低得点な時の「減点」しか勘案しない(個人的には、900点を大きく超えてくると「おっ。かなり英語出来るのね」となりますし、600点以下だと逆のことを思います)
・実際の業務では英語を使うこともあるが、必要な時に、追い込まれながら集中して慣れればなんとかなる(私自身も英語ができない状態で、いきなり海外プロジェクトに放り込まれました。最初はなかなか苦労しましたが、追い込まれれば人間は強くなります笑)
・なお誤解がないように補足しておきますと、英語が得意なことで仕事のチャンスは確実に広がります。もし新しい海外プロジェクトの話が出てきた場合、「英語ができる人」にまず話がいきます。もしその領域に興味がある場合は、一番にそのチャンスをつかむことができるため、「自分のやりたいこと」がやりやすくなります。そのため入社後の実務では「この人は英語ができる」という社内認知を高めていくことが大事です。
3.英語面接の突破方法
では、実際に英語面接を突破するにはどうすればいいのでしょうか? シンプルかつ強力な方法を「面接に向けた、英語力向上のコツ」にまとめましたので、そちらをご参照ください。
※おまけ
上記にて、TOEICスコアは参考情報の一つというお話をしましたが、英語力についての嘘はいけません。嘘をついて失敗してしまった話は、次をご覧ください「入社時の失敗談」
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