将来を変えるための「時間の使い方・有効活用法」
よく言われるように「時間はどんな人にも共通」です。1年は365日、1日は24時間…と、これは変えようがありません。我々が変えることができるのはただ一点、「その時間をどう使うか?」です。
周りを見ていると、成功している人ほど時間の使い方が上手いなあ、時間を無駄にしてないなあと感じます。更にこの時間の使い方に関しては、以下のように先人達は多くの言葉を残しています。
短い人生は時間の浪費によっていっそう短くなる。
by サミュエル・ジョンソン
普通の人々は時間をつぶすことに心を用い、才能ある人間は時を利用することに心を用いる。
by ショーペン・ハウエル
人は多くの時間を無駄にしている。誰もが、時間など無限にあるかのように振る舞っているが、実際には時間こそ限りある資源であり、人はそれを上手に活用していない。
byダニエル・カーネマン
今回は、「時間の使い方・有効活用法」を3つご紹介したいと思います。今の時間の使い方が、将来のビジネス・今後のキャリアを方向付けるでしょう。
1.隙間時間をうまく活用する
日々生活していると、様々な隙間時間が生まれます。電車の待ち時間・約束の時間に早く着いたとき・注文した料理を待つ間…といったような数分単位の隙間時間が発生しますが、この隙間時間をどう使うかがポイントとなります。
隙間時間を有効活用できる人は、「この僅かな時間に何をするか」をあらかじめ決めている人が多い気がします。更に「すること」は、数分単位でできる・パソコンや電話を取り出すことができない状況でもできる・重要であるという3つが重なることが大事です。例えば、仕事のメール返信・アイデアや原稿をスマホにメモする・読むべき書類や記事を読む・電子書籍で読書する…といったように様々なことができます。
一方で、隙間時間を有効活用できない人の典型例は、スマホを通じた時間浪費です。「ちょっと時間があるから、スマホでSNS・ニュースサイト・アプリをチェック」→「あ、面白そうなニュースが目に留まったからちょっと見てみるか…」となるパターンが最近は一番多いような気がしています。あとはスマホやタブレットでゲームすることが習慣化している人も、街中で老若男女問わず見かけますね。これでは何も身に付きませんし、時間はいくらあっても足りません。
2.「受け身の時間」が多くなり過ぎないようにする
現在は「様々な情報があふれかえっている」という状態を通り越して、「ありとあらゆる方法で情報が届き、あの手この手で情報をもっと読ませよう」という状態にまで来ています。我々のメールボックスには無数のメールマガジンや広告メールが届き、どれもが魅力的なタイトルや冒頭文で続きを読ませようとしています。また検索画面やウェブサイトでは、読みたい心をあおる大袈裟なタイトルの記事が並び…、更には「オススメ記事」「キャッチーな画像」「勝手に始まる動画」…と、何も考えずに受け身であっても、興味ある情報は向こうから飛び込んでくる状況です。
ただ、ここで受動的に情報を受け入れるだけでは、とても危険と考えています。何か記事を読んだ時は、なんとなくタメになった・分かったつもりになったという満足感だけが残り、肝心の内容は片っ端から忘れ去られます。私自身も受け身的に読んで、「この内容はイイな。素晴らしい」と思ってブックマークした記事の多くが今では忘却の彼方…。
だからこそ受動的に時間を過ごすのではなく、情報と向き合う時間を能動的に使うようにすることが大事になるでしょう。
能動的な時間の使い方の一つは、「情報をインプットしたらアウトプットすること」。アウトプットはどんな形でも内容でもいいと思っています。例えばあるニュース記事を見たとき、自分の仕事や生活への影響、賛成する理由あるいは反論の根拠を整理して、誰かとの会話の中で話題に挙げる・FacebookやTwitterで発信する・ある程度の長さの文章にしてブログ等に書く…といったように様々なアウトプットが可能です。
更には、目にした記事が一見興味ないようなことであっても、あえて深く考えてみる・周辺領域を調べてみることで、興味がわいてくることも多いもの。こうすることで、自身の見識はどんどん深まりますし、新たな気付きが得られるかもしれません。
3.ライバルが休んでいる時間こそチャンス
周りが休んでいる時こそ、頭一つ抜け出るチャンスです。例えば年末年始や連休には多くの人が休むので、この期間に色々思考したり・勉強することで、ライバルを含めた周りに一歩差をつけることができるでしょう。
余談ですが、このサイトには転職やキャリアに関する記事を掲載しています。年末年始の期間は、本サイトへのアクセス数が如実に下がり、年明けの仕事始めが近付くと元通りになりました。一方、他で運営しているビジネスに関係ないサイトのアクセス数はあまり変わらず。他の要因ももちろんあるでしょうが、年末年始はやっぱりみんな旅行に行ったり・ゆっくりしたり…ビジネスや仕事からは離れているんだなあと実感しました。
先日テレビで、キング・カズことサッカーの三浦知良選手のトレーニング風景が流れていました。サッカーでは何人かで同時にトレーニングすることが多いのですが、三浦知良選手は○回実施と決められている場合に、必ず周りより1回多く実施するとのこと。スポーツにおいてはレギュラー争いにせよ・勝敗を決するプレーにせよ、ライバルに勝つことが重要ですので、こうしたちょっとの差の積み重ねが、今でも現役で結果を残す人の特徴なんだろうなと改めて実感しました。
4.さいごに
日々の「時間の使い方」は、本当にちょっとしたことの積み上げです。ただ、そのちょっとのことが後で振り返ると大きな差となるのです。
有名な話ですが、毎日ちょっと頑張ることを1年続けた人と、毎日ちょっとさぼった人では本当に大きな差となります。
今の状態を100として、「頑張ったとき」と「さぼったとき」の1年後の姿は…、
・仮に日々1%頑張るとすると1年後には…、100×(1.01)365=3,778
・逆に日々1%さぼるとすると1年後には…、100×(0.99)365=3
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