転職時の志望動機(面接や履歴書で使える代表例)
転職時に必ず聞かれることの1つに、「志望動機」があります。この志望動機のポイントは、「その会社に入社することで、会社にとっても・自分にとってもメリットがあることを説明」することです。
以下、志望動機における代表的なパターンを、ストーリー骨子も含めて3つご紹介していきます。
最終的には会社ごとに作り込んでいくことになりますが、各パターンのストーリー骨子に肉付けをして頂くことで、更に納得性のある志望動機に仕上がると考えています。
1.積極的なキャリア構築を目指すパターン
このパターンは、キャリアパスを描く中で、その会社に転職することが相応しいと説明するものです。転職することが、キャリア上プラスと捉えてくれる企業(特に外資企業)では、このアプローチがオススメです。
ただ、保守的な企業の場合、強調し過ぎると「また転職する可能性あり」と思われるかもしれないので要注意です。
【ストーリー骨子】
・将来こんなことをやりたいと思っており、これまでこの専門領域でこんなことをやってきた。
・今後のキャリア形成のためには、次はこんなことをやりたいと考えているが、今の環境ではできなさそう(理由も添えて)。
・そのため、これまでのスキル・専門性を更にステップアップさせるための転職を考えている。
2.自分の力を発揮できる環境を求めるパターン
今の環境では、自分の力が十分に発揮できないor発揮できなくなることを説明するパターンです。
ここでのポイントは、「どうして今の環境だとできないのか」そして「これまでどう改善しようとしてきたのか」の2点を説明できるかどうか。「今は力が発揮できていない」ということだけが誤って伝わると、「この人は単に仕事ができない人なんじゃ…」という印象が残ってしまいがちです。
【ストーリー骨子】
・今の会社は、経営方針の変更等で、集中して仕事をするにはあまり良くない状況(orになりつつある)。
・その状況を改善すべく、これまでこんな努力をしてきたが、会社起因の理由も多く、これ以上の改善は難しそう。
・自分の力をもっと発揮できる環境を探しての転職。
3.やむを得ない事情があるパターン
家庭の事情で引越できない…といった転職時の条件は、最後の最後で言うのではなく、最初から企業に伝えておくのが良いでしょう。
後で言うと、「そんな大事な話は先に言ってよ」となってしまったり、志望動機をはじめとする重要なメッセージとの整合性がとれなくなってきます。そのため、こうした転職時の条件は、つじつまが合うように志望動機等に組み込んでおく必要があります。
【ストーリー骨子】
・自分にはどうしても譲れないこういう事情がある。
・ただ、会社命令での転勤・異動等、この大切な事情とは反することが起きている。
・そのため、この条件を満たせる範囲内で、自分の力が活かせる環境を探している。
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実際の転職時には、人間関係が悪いとか・会社が嫌で嫌でしょうがない…ということもあると思いますが、志望動機は嘘でない範囲で前向きな形に仕上げましょう。
最後に、志望動機の作成にあたっては、「突っ込まれた時の準備」が重要です。例えば、1.の例で「こんなキャリアを描きたい」と言う時は、「キャリア形成のため、仕事とは別にどんな努力をしているのか?」とか「どうして将来それをやりたいのか?」とかに答えられるようにするという準備が有効です。
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