面接に関するよくある質問・Q&A(上座下座・名刺交換・筆記用具・情報開示)
転職時の面接・面談に関して「よく受ける質問」があります。例えば「面接では上座に座るべき?下座に座るべき?」とか「面接では名刺交換するの?」といったような質問です。
今回はそういった、面接に関する「よくある質問」に対する個人的な考えを、Q&Aの形でまとめました。
目次
Question1. 面接では上座に座るべき?下座に座るべき?
面接官より先に部屋に案内された場合、自分が上座に座るのか?それとも下座に座るのか?…悩んでしまう時があります。通常のビジネスでは来訪者が上座に座ることになりますが、採用面接においては「偉そうに…と思われるのも嫌だなあ」という心理も働きます。
なお、部屋に案内してくれた人から「どうぞ奥に」と言われた場合は、それに反する必要はないので言われた通りにすればいいと思います。その一方で、何も言われずれに部屋に通されただけの場合は…、念のためを想定して「下座」を選択するのがいいと思います。
なお、私自身も面接官の経験がありますが、「座る場所が上座だったという理由で不採用」は絶対にありません。ただ、別の面接官によっては、「上座に座ることがマイナスの印象を与える可能性」も否定できないので、マイナスになるくらいなら安全に「下座」を選択するのがいいのかなという考えです。
ちなみに、机の端にちょこんと座っている人がたまにいますがこれはダメです(下図参照)。「主役がそんなに当事者意識がなくてどうする!」という印象を与えてしまいます。あと、立って待っている人も時々いますが恐縮し過ぎです。そんな「自信のなさ」を表す行為も良くないと考えています。
Question2. 面接では名刺交換するの?
面接において名刺交換は基本的にしません。面接官側は、提出済の履歴書や職務経歴書にて「相手が誰なのか」はよく分かっています。そのため、面接官から名刺交換を求めてくることはないでしょう。
ただ、ごくまれに面接官側から名刺を差し出してくることもあります。こういった時は、ためらわずに名刺交換に応じるのがマナーです。「あ、名刺交換するんですか?」「ちょっと待ってください。今、名刺を出しますから…」なんていうスマートでない言動をとらないように、すぐに自分の名刺を出せるようにしておきましょう。
Question3. 面接中にメモをとるための筆記用具は出した方がいい?
面接中、何かをメモするための筆記用具は出した方がいいと考えています(ちなみに面接で話すことを書き込んだカンニングペーパーではないのでご注意を。白紙のメモ帳です)。
面接はお互いに相手のことを聞き合う場ですので、こちらから質問することも多いはず。そんな時に軽くメモする姿勢は好印象を与えます。ただ、メモをとることに集中してしまうのはよくありませんので、キーワードだけでも書き留めるといったように「話しながら重要なことだけ記録するスタンス」はお忘れなく。
更には、「図式化して説明する」といったように、口頭だけではなく紙に書いた方がいいシーンもあるでしょう。こんなシーンで、相手に伝わらない・相手をイライラさせるのではなく、ぱっと紙に書いて説明するためにも筆記用具を出しておくことは重要ですね。
Question4. 面接で聞かれたことは具体的に話すべき?
面接で質問されたことは、なるべく具体的に答えるほうがいいです。「顧客の課題に対し…」といった抽象的な話より、「とあるメーカーの社長さんがこんな悩みを持ってまして…」とリアリティのある話をできる方が、話の内容が伝わりやすいと同時に、自分がちゃんと関与していたという主体性を伝えることができます。
ただここで留意点があります。例えば以下のような情報は、面接では口外しないようにしましょう。
・クライアントの個社名・容易に特定できる情報:
(例:私は○○社を担当しているんですが…。□□業界トップはウチの顧客です)
・自社の経営方針等の非公開情報。風評に影響する情報:
(例:弊社は業績が良くなく今後リストラするみたいです)
情報についてはどの会社も非常に敏感です。こういった話を口走ってしまうことは「情報リテラシーが低い。秘密情報を持たせると危険」という印象を与えてしまうと同時に、今の会社やクライアントに迷惑をかけてしまうこともありますので注意しましょう。
さいごに
上記質問に対する「正解」は存在しませんが、自分自身の経験に基づきまとめたQ&Aが、面接に臨む時の参考になれば幸いです。
コツは「相手や周りの立場に立つ」ことです。その場でのアドリブは必ず相手に伝わりますので、「相手や周りの目線」を想像しながら事前準備することで、面接をスムーズに・自然な形で突破できるようになります。
なお、面接突破に関しては以下記事もご参考にしてください。
・転職時の面接でよく聞かれる質問集!100個の質問事項まとめ
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