オンライン面接の留意点、及び成功に向けたヒント
電話・テレビ電話・ビデオ通話を使った「オンライン面接」を実施している企業が、最近増えつつあります。
ただ、オンライン面接にはデメリットも多く、個人的にはあまりオススメではありません。できれば避けたいところです。
今回は、「オンライン面接を避けたほうがいい理由」と、オンライン面接を実施することになった場合に「成功させるヒント」をまとめました。
1.オンライン面接を避けたほうがいい理由
企業が、オンライン面接を実施する背景には、「遠隔地の転職希望者への配慮(いい人を採用したい)」「日程調整のしやすさ」といったことが挙げられます。ただ、企業側からオンライン面接の話があった場合でも、その企業の優先度が高ければ、現地に出向いてFace-to-Faceの面接を提案するのがいいと考えています。
以下にて、オンライン面接を避けたほうがいい3つの理由を挙げますが、これらによって合格率は大きく変わってくると考えています。更にもし機器トラブルといったことが足を引っ張って不合格となってしまうと、悔やんでも悔やみきれません…。
1-1.コミュニケーションギャップが大きくなる
特に音声だけで相手の顔が見えない面接の場合、うなずき・表情の変化といった相手の反応が見えません(テレビ電話の場合でも、機微や雰囲気はなかなか分かりません)。
実際には、慣れ親しんだ人同士でもテレビ会議を円滑に進めるのは難しいものです。それを初対面で実施するのは…非常に難易度が高くなってしまいます。結果、相手にとって関心がないことを話し続けてしまたり、言葉を誤解されてしまったり…というコミュニケーションギャップが大きくなります。
1-2.通信機器やネットワークのトラブルが起きがち
昔に比べて安定したとは言え、機器やネットワークには予想外のトラブルが起きがちです。イレギュラーに音声が途切れたり、相手が機械に不慣れな場合もあります。更には、開始時間が遅れて面接時間が短くなる…といったことも起こります。
そういったイレギュラーな要素に人生を左右されるのは…可能な限り避けたいところです。
1-3.入社決定の判断材料が少なくなる
面接は、企業と転職希望者がお互いを見極める場です。特に面接官は会社の顔でもあるので、相手をしっかり見るべきと考えています。
中途の場合だと面接は大体3回くらい。その一部がオンラインになるのは、貴重なインプットが激減することを意味します。判断材料が少ない状態で入社した会社が、思った通りではなかった…というのはかなりの悲劇です。
2.オンライン面接を成功させるためのヒント
それでもオンライン面接をやることになった時に、どうすれば上手く進めることができるか?対応方法を、以下に4つまとめました。
2-1.機器トラブル発生時のバックアッププランを用意する
当日に機械の操作等でバタバタしないように、手順を事前に確認・練習しておくのは必須として、万が一トラブルが発生した場合の対処方法は確認しておくようにしましょう。
ネットワークが繋がらずに互いにどうすることもできない状態になるのは避けたいところです。例えば、スカイプ通話を予定していたとしても、もしつながらなかったらどの番号に電話する…といったバックアッププランを事前に押さえておきましょう。
2-2.適切な場所を確保する
オンライン面接の場所は、自宅が必須だと考えています。カフェとか屋外ですと…、面接官に周りの雑音は聞こえてしまいますし、お互い集中できません。
なお、オープンな場所にいるなと面接官が感じた時は、こちらが踏み込んだ質問をした時に、大事なことは決して教えてくれません。更には、こちら側も目の前の面接に集中しているので、周りに知り合いがいることにまで気が回らず、転職活動がばれてしまったり…とイイことはありません。
2-3.テレビ会議やビデオ通話を提案し、事前に備える
「音声だけ」の場合は、1.で述べたデメリットに直撃してしまいます。そのため、相手の反応が少しでも把握できるテレビ会議やビデオ通話で面接を実施してもらうように粘りましょう。
そして、音声が届かない・言葉だけでは表現しにくい話題が出た場合に備えて、白紙と太字マジックを手元に置いておきましょう。こうすることで、相手に的確に情報を伝えられる可能性が高まります。
2-4.家族に協力をお願いする
家族がいる人は、家族にも十分配慮してもらうことが必要です。
自室での面接中に突然ドアが開く、呼び声が聞こえる、掃除等の音で騒がしいといったことがあると、「この人は、仕事でも周りの協力をとりつける力がないんだろう」と思われてしまいかねません。
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