確固たる自信をもって面接に臨むための心構え
転職時の面接がうまくいくかどうかは事前の準備次第ですが、いざ面接になると本来の力が発揮できないことがあります。この原因の一つは「自分に自信がないため」であることが多いです。
面接という短時間の中では、「実力」と同じくらいに「印象」も大事なので、自信を持って堂々と話したいものです。逆に自信がないとどうしてもおどおどした印象を相手に与えてしまいます。
転職時の面接に向けて、確固たる自信を持つための心構えについて今回は考えていきたいと思います。
1.面接での好印象の土台となるもの
いきなりですが電車や街中で周りを見渡してみましょう。そうすると、外回りをしている営業らしき人なのに疲れ切った顔をして、ヨレヨレのスーツや汚れた靴の人が多いことに気付きます。これでは仕事はうまくいきません。
そしてもし面接に行く自分が同じような印象だったなら…と思うとぞっとします。更に面接では緊張が伴いますので、普段より表情はぎこちなくなりがちですので、元気で前向きな好印象を与えることには強くこだわっていきたいところです。
この好印象はどこから来るのでしょうか?その1つが「自信」です。自信をもって話すことができれば、元気さ・前向きさ・説得力・爽やかさがぐっとアップします(好印象についての別要素は「面接時に好印象を与えるために「注意すべき7つのこと」」もご覧ください)。
2.確固たる自信をもつための方法
面接時の自信につながる第一歩は、事前準備を徹底することです。事前準備ができていないと、全てがアドリブや想定外となってしまいます。そのため、まずは想定問答を考えるなどの準備をしっかり進めましょう(詳細は「面接時に緊張しなくなるための確実な方法」参照)。
その上で、更に自信を強くするための2つの方法を紹介していきたいと思います。
・なりたい姿をありありとイメージする
・一点突破で自信を形作る
2-1. なりたい姿をありありとイメージする
一つ目の方法は、自分がなりたい姿をありありとイメージすることです。
身の回りにいる、内面や外見から自信があふれている人を思い起こしてみましょう。そしてその人を徹底的に真似ることです。例えば、その人なら日頃どんな考えや行動をとるかを具体的にイメージしながら過ごすことで、しだいに表情や姿勢が変わってきます。
この場合に必ず気をつけたいことが2点あります。
1点目は、見た目だけを真似るのは止めましょう。自分に合わないブランドで身を固めてしまたり、変なアクセサリーやメガネをつけたり…という方向に走っていく人がいますが、これはハタから見ていて失笑ものです。自信がない場合の裏返しであることが多いということを経験上知っているので、どうしてもマイナスになってしまいます。
2点目は、自信の履き違えです。たまに「自分は全て正しいんだ!」というオーラを出している人がいますが、こういう人はキツイ言葉だったり横柄な態度になりがちです。これは自信ではなく単なる勘違いですので、真似しないようにしましょう。
自分がどう変わったかは分かりにくいのですが、過去の写真や日記を見返してみる、周りにどんな表情・姿勢かを聞いてみるといった方法がお手頃です。より真剣に取り組むなら、個人向けのセルフブランディングコンサルやイメージコンサルといったプロの方々もいたりします。
2-2. 一点突破で自信を形作る
もう一つの方法は、自分の苦手領域一つを集中して改善するというものです。何事においても一番弱いところが足を引っ張って全体の力が決まります。スポーツでもどこかに穴があるとそこからチーム全体が崩れていきますし、生物の世界でも一番足りない栄養素から欠乏症が表れ全体に異常をきたします。
そのため、自信をより確固たるものにするために、最も苦手な領域1つに着目して底上げを図るという作戦です。本来は全てを改善できればいいのかもしれませんが、そんなに完璧な人はいませんのでどこかの領域に一点突破。
自信をもつ上で最も苦手な領域はどこでしょうか?
よくある&一点突破しやすいのは、目に見える仕草・癖です。人間は見た目と声でほぼ全ての印象が決まるので、その中のどこかに着目するのが効果的と考えています。
経験上、自信のなさに直結する仕草・癖は以下でしょうか。
・目線…緊張している時に相手の目を見て話せない(なお、じっと見続けるのも不自然)。厳しい目付きと優しい目付きのバランスが良くない
・笑い方…日本人特有の苦笑いは、物事を曖昧にしようとしている印象を与えがち(さらには皮肉な笑い方に見える)
・姿勢…猫背はやはり良くない。最近はスマホやデスクワークで多くの人が猫背になりがち(電車やカフェでスマホを触ってる人を見渡してみましょう。多くの人があんな感じの猫背です)
・声…声がうわずったり、早口になったり、ぼそぼそ話したり、滑舌が悪かったり…特徴は様々だが自信のなさに直結しがち
さいごに
採用面接に限らず何事においても、おどおどするよりは堂々と生きていきたいものです。上記方法に基づく準備は、転職時の面接だけではなく、将来のビジネス・人生にも良い影響を与えることとなるでしょう。
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