ビジネス上の想像力を鍛えることで”仕事ができる人”になる!
仕事においては「想像力」が大事です。ほんの少し先を想像する、あるいはずっと先を想像することで、ビジネスは好転していきます。
今回は、ビジネスにおける想像力の活用シーン、及び鍛え方について考えていきたいと思います。そして日々の仕事に加えて、転職という人生の転機における「想像力の活用法」についても触れていきます。
1.仕事において想像力はどうして大事なのか?
世の中には、想像力が「ある人」と「ない人」がいます。
仕事において想像力がない人の課題は、事前準備が十分できないこと。事前準備というと、「大事な商談といったピンポイントに向けた準備」がイメージされますが、それ以上に大事なのは「日々の仕事におけるリスクへの備え」です。
仕事をしていると本当に様々な問題が起きます。深刻なクレームだったり、ちょっとしたコミュニケーションギャップだったり、急に人が辞めたり…思いもよらないところで問題は頭をもたげます。こうした問題への対応は、時間がとられてしまうだけではなく、心身共にボロボロになることも少なくないため、可能なかぎり問題発生は抑えたいところ。あるいは仮に問題が発生したとしても、初期段階で鎮火したいところです。
ここで想像力の出番です。ほんの少しの先回りだったり、大きな時代のトレンドを予測することで、その後の結果は雲泥の差となります。例えば「このままだとあの人は何か言ってくるな。今のうちにちょっとケアしておこう」なんていう想像に基づく対応一つで、起きなくなる問題も多々あります。仮に問題が起きても、事前準備ができているために早期に対応できるので事態をこじらせません。
全てを想像することは不可能ですが、想像力のある人は「ここぞというポイント」の先読み・先回りを外しません。そうした対応が顧客満足や周りからの信頼につながり、結果が出たり・次の機会が回ってくるようになるのです。
2.想像力をどうやって鍛えるか?
想像力を鍛えるためには、「自分で考えることを習慣化する」しかないと考えています。よくある勘違いは、年末とかに出る「来年の徹底予測!」的な雑誌や記事を読んだだけで終わってしまい、想像したつもりになってしまうことです。そうではなく、「自分はこうなると思う。何故ならば…」と考えること、そして後で「以前に考えたことは当たってたか?」という振り返りが重要です。
もう少し具体的には、日々の仕事において、数秒後、数時間後、数日後、数ヶ月後に、人・事態・流れがどうなるかを理論的に組み立てることです。そしてその組み立てを基に行動して、後で振り返ること。先になるほど予測精度は下がるでしょうが、この想像→行動→振り返りを繰り返すことが一番近道です(例えば工場では、「危険予測」「危険予知」として必ず行われていることです)。
まずは、上司から「あの件、どうなった?」と言われないようになるところから始めましょう。
ちなみにもっと身近なところでは、街や駅で想像しながら歩いてみることがオススメです。周りを見ると気付きますが、全く想像せずに動いている人がいかに多いか!笑。例えば駅で、どちらからでも通れる改札機があった場合…自分側の流れと反対側の混み具合や雰囲気を見て、「あ、あのヒトここから出ようとしてる。自分も同じところから行くとぶつかるから隣の改札機から…」と数秒後の想像をするだけでどれだけスムーズになることか…。
最後は話が脱線してしまいましたが、日々想像力を鍛えることで、全てが上手く行くようになります。
3.転職における想像力
本ブログは、転職に関する情報発信サイトですので、最後に「転職における想像力の活用方法」についても深堀していこうと思います。
3-1.企業を選ぶときの想像力
応募企業を選ぶとき、「今話題の会社だから」とか「人気ランキングを参考にして」と言って決めたヒトの転職は失敗していることが多いです。転職後を想像すると…、入社後に待っているのは「会社の話題性・人気・ブランド」ではなく、日々の仕事や職場の人間関係といったリアルな世界です(例えば、今働いている会社の看板やブランドを最重視している人は少ないでしょう)。
そのため、評判が良さそうだからなんとなく決定とか、ブランドに憧れて入社すると…、「入社前に思ってたのと違う!」となります。想像力のなさが引き起こしてしまう典型例ですね。
企業を選ぶ際には、入社後にどんな仕事が待っているのか?どんな人がいるのか?業界や会社はどうなりそうか?配属含めてどんなキャリアパスになりそうか?…この辺りを想像した上で、転職先を慎重に決めていきましょう。
3-2.面接における想像力
面接において想像すべき対象は、少し先から随分先まで多岐に渡ります。特に大事なこととして以下3点を挙げます。
・面接の準備時に、面接当日にどんな質問が来そうかを想定問答
・面接官から質問が来たとき、その質問の真意・更に先の質問を先読みして回答
・面接時、将来的に自分の首を絞めかねない発言はしない。例えば、次の面接や入社後に困らないように、辻褄が合わないことは言わないとか、身の丈以上のことは言わないとか。
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